柿は秋が旬の代表的な果物の1つ。独特な甘みや食感がおいしいですよね。しかし傷むスピードも早いので、気づいたら柔らかくなりすぎていたという経験があるのではないでしょうか。
そこで今回は、柿の賞味期限や長持ちさせる保存方法をご紹介します。
もくじ
柿の賞味期限は?どれくらい日持ちする?
柿の賞味期限は、保存方法によって異なります。
常温保存の場合は約5日、冷蔵保存の場合は熟してから約5日、冷凍保存の場合は約2ヶ月日持ちします。
ただし、実際の賞味期限は保存の仕方によって変わります。正しい方法で保存すれば日持ちするので、やり方を覚えておきたいですね。
柿の賞味期限を長くする保存方法って?
柿を長持ちさせるには、ヘタの部分を乾燥させないのがポイント。
柿は収穫後からヘタの部分から水分が徐々に抜けていきます。また、実を成熟させるエチレンガスも生成するため、どんどん傷んでいくんです。
ヘタを下にして濡らしたペーパータオルを当て野菜室で保存すると、乾燥やエチレンガスの発生を抑えることができます。
エチレンガスはほかの野菜や果物の成熟も促すので、ポリ袋や保存袋などに入れてしっかり封をしてくださいね。
柿の賞味期限は冷凍保存でさらに長持ち!
さらに長期保存したい場合は冷凍保存も可能です。
冷凍するときは、好きな大きさにカットして保存袋に入れるのがおすすめ。ペーストにしてもいいですね。
しっかり空気を抜いて密閉して冷凍しましょう。
完全に解凍するとやわらかくなりすぎるので、半解凍にしてシャーベットのように食べたり、ソースにしたりするとおいしく食べられます。
渋柿の賞味期限を長くするなら干すのがおすすめ!
渋柿を長持ちさせたい場合は、干し柿にして保存するのがおすすめです。
乾燥させる過程で、渋み成分のタンニンが変化し、甘く食べやすくなります。
干し柿にするには、ヘタを残したまま皮を剥き、枝に紐を結び付けて外に干せばOKです。1〜1.5ヶ月ほど干せば食べごろになりますよ。
ただし、暑くて湿度が高い時期に干すとカビてしまいます。気温が十分下がった時期に行ってくださいね。
完成した干し柿を長期保存したいときは、ラップに包んでから保存袋に入れ、密閉して保存しましょう。だいたい6ヶ月h持ちしますよ。
市販の干し柿を長期保存したい場合も、同様の方法で保存できます。
柿の賞味期限で注意することは?
柿は常温で好みの固さになるまで成熟させてから、冷蔵・冷凍するようにしましょう。
かたくて未熟な状態で冷やしてしまうと、成熟が進まず、味や食感が悪くなってしまいます。
まだかたいときは、ヘタを上にした状態でポリ袋に入れて密閉すると、柿から出るエチレンガスで熟成が効率的に進みますよ。
ただし柿の成熟スピードは早いので、定期的にかたさを確認してくださいね。
ちなみに熟しすぎて柿が傷むと、次のような状態になります。保存期間以内であっても食べるのは控えてくださいね。
・手でつかむと変形するほどぶよぶよになる
・酸っぱいにおいがする
・カビが生える など
柿の表面に白い粉のようなものが付いていることがありますが、これは柿が出す油脂成分で、柿を表面から防ぐ役目を果たします。甘くて新鮮な証拠なので、安心して食べてくださいね。
柿の賞味期限は正しく保存して長持ちさせよう
柿は自身から生成されるエチレンガスで成熟が進むので傷みやすい果物ですが、適したやり方で保存すれば長持ちしますよ。ぜひこの機会に賞味期限と正しい保存方法を覚えてくださいね。