どんな料理にも使いやすく、安価で栄養価も高いしめじ。日々の食卓に欠かせない食材です。
そんなしめじですが、賞味期限はいったいどれくらいなのか、気になる人も多いのではないでしょうか。今回はしめじの賞味期限と、日持ちを良くする方法をご紹介します。
しめじの賞味期限は?種類によって違う?
しめじにもいくつか種類があるのを知っていますか?スーパーなどで一般的に流通しているしめじのほとんどが「ぶなしめじ」という品種で、人工栽培されたものです。
ぶなしめじの日持ちは、冷蔵庫に入れた状態で1週間ほど。生鮮食品のため明確な賞味期限は定められていませんが、目安として覚えておきましょう。
ぶなしめじのほかにも、「ほんしめじ」「ひらたけしめじ」などの種類があります。これらは天然のものが多いので、ぶなしめじよりは少し日持ちが悪くなります。
しめじの賞味期限│日持ちを良くするポイントは?
しめじの日持ちを良くするために、冷蔵庫に入れる際は下記のポイントに気をつけてみて下さい。ここでは一般的な「ぶなしめじ」を例にご紹介します。
水分や汚れを拭き取る
しめじは湿気に弱いので、キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。きのこ類は洗うと風味が落ちてしまうため、汚れが気になる場合はこの時に一緒に拭き取っておきましょう。
ペーパーにくるんでポリ袋へ
根本(石づき)部分は切り落とさず、キッチンペーパーなどにくるんでポリ袋に入れます。余分な水気をキッチンペーパーが吸収してくれるので、傷みにくくなりますよ。ジッパー付きの密閉袋や、タッパーに入れても。
そのまま冷蔵庫に入れる場合
買ってきたパックのまま冷蔵庫に入れたい…という人も多いと思います。その場合は、袋の一箇所を少し開けておくのがおすすめです。爪楊枝などで袋に穴を開けてもOK。湿気がたまって傷んでしまうのを防げます。
しめじの賞味期限│冷凍すると日持ちが伸びる
しめじは、冷凍すれば約1ヶ月ほど日持ちします。きのこ類は冷凍してから加熱することで細胞膜が壊れ、酵素の働きによって旨味がアップすると言われています。買ってきてすぐに使わない場合は、積極的に冷凍したいですね。冷凍する場合は、下記のポイントを参考にしてみて下さい。
根本(石づき)部分をカットする
冷凍する場合は石づきをカットして、小房に分けておきましょう。湿っている場合はキッチンペーパーで水気を拭き取ってください。
使いやすい量をラップに包んで保存袋へ
小房に分けたしめじを、使いやすい量に小分けしてラップに包みます。その後、ジッパー付きの保存袋などに入れましょう。
平らにすることで急速冷凍
保存袋に入れたらできるだけ平らにならして冷凍庫に入れます。アルミトレイの上において冷凍すれば、さらに凍らせる時間を短縮できますよ。
しめじの賞味期限│加熱後に冷凍すると1番日持ちする
生のままよりも、加熱してから冷凍するとさらに長持ちします。茹でたり炒めたりしたしめじをよく冷まし、保存袋に入れて密閉して冷凍庫へ。塩コショウなどで味付けしておけば、下ごしらえの手間も短縮できますよ。
また、冷凍したしめじを調理する際には、解凍せず凍ったまま加熱したほうが旨味成分や栄養を逃さずに食べられます。解凍時間をかけずにすぐに使えるので便利ですね。
しめじの賞味期限│新鮮なしめじを選ぶポイントは?
新鮮なしめじの見分け方を知っておけば、買ってきてからより長く美味しく食べられますよ。スーパーなどでしめじを選ぶ際には、下記のポイントをチェックしてみてください。
・カサが開きすぎず、ハリがあるもの
・軸が太く、白めのもの
・ずっしり重みがあるもの
しめじは一年を通して市場に出回っていますが、旬は秋(10月頃)です。旬の時期には味がおいしくなるのはもちろん、含まれる栄養素の量も多くなるので積極的に食べたいですね。
しめじの賞味期限や日持ちの期間は目安として考えて
しめじを上記のような状態で保存していても、季節や購入したときの鮮度、冷蔵庫の温度などによっては状態が悪くなってしまう可能性もあります。食べる際には、「変色していないか」「水分でやわらかくなっていないか」「ツンとくるような酸っぱいにおいがしないか」などを念の為確認してみて下さい。
カサにカビのようなものがある場合
しめじのカサの部分に、白っぽくてふわふわしたカビのようなものがついていることがあります。これは「気中菌糸」といって、しめじの一部。カビではないので、安心してくださいね。
しめじの賞味期限を知っておいしく食べよう
適切な方法で保存することで、しめじを美味しく日持ちさせることができます。また、しめじは冷凍することでメリットがたくさんあるので、多めに買って冷凍保存しておくのもおすすめ。毎日のごはん作りの強い味方になってくれますよ。