つくしは、道路のわきの植え込みなどにも生えている身近な山菜。しかし食べ方がわからないという人も多いですね。
つくしは正しく下処理をすれば、おひたしや卵とじなどにしておいしく食べられますよ。
今回はつくしの下処理のやり方についてご紹介します。
つくしは食べる前に下処理をしよう!やり方は?
つくしには、各節に「はかま」と呼ばれる葉がついています。加熱しても固いままなので、調理する前に取り除きましょう。それからサッと茹でてアク抜きをしてくださいね。
#h:① 水洗い
摘み取られた山菜には、ゴミや汚れがついているので、しっかりと水洗いします。
② はかまを外す
はかまは指先でつまんで茎に沿って剥きましょう。つくしの量が多いときは指先が黒くなることがあるので、手袋などをつけて行うのがおすすめですよ。はかまが取れたら再度水洗いしてくださいね。
③ 好みで頭を取り除く
頭部分は苦いので、苦手な場合は外します。
④ 茹でる
大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かし、沸騰したらひとつまみの塩を加えて軽くサッと茹でます。茹で時間の目安は20~30秒。つくしによって加熱時間の目安が異なるので、少しかじってチェックしてみましょう。ほんのり苦みを感じる程度までになっていればOKです。
⑤ 冷水にさらす
茹で上がったらすぐに水にさらしましょう。長時間行うと風味が損なわれてしまうので、短時間で水から上げ、しっかり水気を絞ってくださいね。
つくしの下処理の注意点
つくしを始め、摘み取られた山菜は、時間の経過とともに味や風味の劣化が進んでいきます。下処理はその日のうちに済ませましょう。
すぐに下処理できないときは、水洗いしたつくしを濡れた新聞紙に包んで野菜室に入れておけば、2日程度は鮮度を保てますよ。
おいしいつくしを選ぶのも大事!
つくしをおいしく食べるなら、選び方も覚えておきたいですね。
頭部分が開いていない若いものがおすすめ。山菜らしいほんのりとした苦みが味わえます。
摘み取る場合は、根本から摘みます。蒸れや乾燥に弱いため、そのまま持ち帰るのではなく、汚れやゴミを落としてから、水で湿らせた新聞紙で全体をくるんで持ち帰ってくださいね。
つくしを正しく下処理して春の味覚を楽しもう!
つくしは、はかまを取り除いて軽く茹でればおいしく食べられます。摘んだものも簡単に下処理できるので、ぜひこの機会にやり方を覚えておいてくださいね。