フローリングは手入れが簡単で、ふだん掃除機でキレイにしている人が多いと思います。ただ、よく見てみると溝に汚れが残っている…なんて経験はありませんか?
ホコリなどの汚れであれば掃除機で吸えそうなものですが、吸いきれないのはどうしてでしょうか?
ここでは、フローリングの溝につまった汚れの正体と、その掃除方法や予防策などをまとめてご紹介します。
フローリングの溝に詰まる黒い汚れの正体は?
フローリングにたまる汚れといえば、ホコリや髪の毛など目に見える汚れをすぐに思い浮かべますが、素足で歩きまわっていると、実は汗や皮脂汚れなどもたくさんついています。
溝に入り込んで取れない汚れは、このホコリと皮脂汚れが混ざったもの。また、それらをエサに繁殖する雑菌です。特に湿っぽい部屋だとカビ菌が繁殖しやすいので注意が必要です。
溝をこまめに掃除する必要ありませんが、汚れが詰まって見えるなら掃除のタイミングですよ。しっかり取り除きましょう。
フローリングの溝の掃除に使うものは?
- 必須
- 掃除機
- 爪楊枝(歯ブラシでも可)
- 雑巾
- あると便利
- 『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレー
溝のゴミをかき出すには、爪楊枝や歯ブラシなどの先の細い道具を用意してください。
しっかり洗浄したいときはアルコール除菌スプレーや食器用洗剤、『かんたんマイペット』などの住居用洗剤を使うと黒ずみまでスッキリ落とせますよ。
フローリングの溝を掃除する方法は?
フローリングの溝を掃除するときは次の手順で進めます。
掃除機で汚れを吸い取る
まずは隙間用の細いノズルで大きな汚れを吸い取る。
爪楊枝で汚れをかき出す
爪楊枝で溝に詰まった汚れをかき出す。溝の左右どちらかに寄せると集めやすい。
雑巾で水拭きする
かき出したゴミは掃除機で吸い取ったあと、水拭きして完了。
念入りに掃除したいときは、水拭きのさいにアルコール除菌スプレーを使うと雑菌なども退治できるのでおすすめです。
フローリングの溝を掃除する手間を省くには?
フローリングの溝掃除は細かな作業が続いて、広い範囲の掃除となるとなかなか大変ですね。
溝に汚れがたまらないように、ふだんから『クイックルワイパー』などのペーパーモップのウェットシートを使って拭き掃除をしておくといいですよ。細かな汚れまで吸着して、溝に汚れがたまるのを防ぐことができます。
掃除機をかけるのとあわせて、定期的に拭き掃除をしておけば、溝までキレイなフローリングを保つことができますよ。
フローリングの溝を掃除する頻度は?
フローリングの溝は普段なかなか気にかけない場所なので、どれくらいの頻度で汚れるのかわからない人も多いですよね。
細かい溝の掃除は「半年〜1年に1回ほどできれば十分」です。
定期的に掃除をしていれば、汚れがぎっしり詰まってしまうことはそれほど起こりません。
ふだんは掃除機がけや拭き掃除だけで、大掃除のタイミングで溝の汚れをチェックし詰まっていたらキレイに取り除く程度でOKです。
フローリングの溝は日々の掃除で予防しよう
フローリングの溝の汚れはふだんはあまり目につかない場所なだけに、掃除の仕方なんてわからないですよね。
掃除方法は単純で、詰まった汚れを細いもので取り除くだけで大丈夫です。あとは、また詰まらないように日々の掃除を少し見直してみましょう。
たまに拭き掃除をするだけで、グッと汚れが減り、溝をこまごまと掃除する手間をはぶけますよ。