鶏肉は、リーズナブルなのでよく食卓に並ぶおうちも多いですよね。冷凍保存もできますが、パサパサ食感になっておいしくなくなることも。
冷凍した鶏肉は、解凍方法次第でおいしく食べられますよ。そこで今回は、冷凍した鶏肉の解凍方法のおすすめをご紹介します。
もくじ
冷凍した鶏肉はどう解凍するといい?
冷凍した鶏肉は、うまみ成分や水分を含む「ドリップ」を出さないよう、低温でゆっくり解凍するのがポイントです。
流水や冷蔵庫での自然解凍がおすすめです。
急いでいるときは電子レンジで解凍するのも◎。ただし温めすぎると固くなってしまうので、様子を見ながら加熱時間を調整してくださいね。
ここからはそれぞれの詳しいやり方をご紹介します。
鶏肉を解凍する方法|① 流水解凍
流水解凍は、鶏肉のうまみや水分であるドリップを抑えつつ、冷蔵室で解凍するよりも手早く解凍できます。
ボウルに冷凍した鶏肉を保存袋ごと入れ、流水を当てて解凍しましょう。そのままだと浮くので、皿などを重し代わりに乗せるといいですよ。
解凍時間は時期にもよりますが、目安は30分ほど。
水を流しっぱなしにするのが気になる場合は、10分おきに水を変えましょう。
急いでいるときは35~40℃くらいのぬるま湯で解凍してもOK。多少ドリップがでてしまいますが、10分ほどで解凍できます。
逆に少し時間に余裕がある場合は、1時間くらいかけて氷水で解凍すると、ドリップがさらに出づらくなり、よりおいしく食べられますよ。
鶏肉を解凍する方法|② 冷蔵庫で解凍
流水解凍よりドリップが出づらいのが冷蔵庫での自然解凍。時間はかかりますが、うまみをキープしたまま解凍できます。
入れておくだけでいいので、手がかからないのもうれしいですね。
時期にもよりますが、冷蔵室では6~8時間、チルド室では10~12時間置いておくと解凍できます。
おすすめはチルド室。室内がだいたい0~2℃にキープされているので、ドリップが出にくく、水分やうまみを保ったまま解凍しやすいんです。
さらに低温が保てるので雑菌が繁殖しにくいのもポイントです。
鶏肉を解凍する方法|③ 電子レンジで解凍
急いでいるときは電子レンジで解凍してもOK。
電子レンジの弱モードで1分ごとに上下を返して解凍しましょう。100gあたり4~5分が目安です。
このとき、ラップをつけたまま解凍するのはNG。鶏肉から出た水分が水滴として貯まり、水滴がついた場所だけに集中して火が通りやすくなるため、解凍ムラの原因になってしまいます。
解凍時は、ラップを外してペーパータオルを敷いておくといいですよ。ペーパータオルがドリップを吸い取ってくれ、解凍ムラを防げます。
均一に熱を加えるために、水分を取りつつ解凍しましょう。
冷凍した鶏肉はそのままか半解凍で使うのが◎
冷凍した鶏肉は、そのままか半解凍状態で使うのがおすすめです。
解凍後にカットするなら、半解凍の状態が◎。全解凍だとやわらかすぎて包丁を入れにくいのに対し、半解凍であれば多少固いのでカットしやすいですよ。
表面が解凍されていれば、煮込んだときにも味がしみこみます。シチューなどの加熱調理に活用するときは、そのまま使ってくださいね。
鶏肉を正しく解凍して料理を楽しもう
冷凍した鶏肉は、解凍するとパサパサして味気ないイメージがありますが、正しく解凍すればうまみも水分もそのままにおいしく食べられます。どれくらい時間がかけられるかでも解凍方法が変わるので、ぜひこの機会にやり方を覚えてくださいね。