和洋中といろいろな料理に使える鶏肉は、高たんぱく質、低カロリーで栄養的にも優れています。価格も手頃で、食卓によく並ぶおうちも多いですよね。
鶏肉は冷凍保存をしておけば、ストックができます。正しいやり方で冷凍すれば、うまみもキープできますよ。買いすぎたときも安心です。
そこで今回は、鶏肉の冷凍保存のやり方についてご紹介します。
鶏肉は冷凍できる？保存期間は？
鶏肉は、牛肉や豚肉より水分量が多く、傷みやすい特徴があります。しかし冷凍することで長く保存することができますよ。
冷蔵室では1〜2日ほどで味が落ちていきますが、冷凍すると2〜3週間保存できるようになります。
鶏肉の冷凍保存の手順は？
鶏肉の表面には水分が付着しています。これは「ドリップ」といって、水分だけでなくうまみ成分も含んでおり、そのまま放置しておくと臭みの原因にもなりかねません。
冷凍保存をする前にキッチンペーパーなどで押さえ、しっかり拭き取ってくださいね。
鶏肉を冷凍するときは、そのままか、下味をつけてから行うかでやり方がことなります。
そのまま保存
ボウルに氷水か塩水を張り、鶏肉をくぐらせてから冷凍します。肉の表面に氷の膜ができ、水分やうまみを閉じ込めて保存ができますよ。
1枚ずつラップでぴったりと包んでからフリーザーバッグに入れ、空気を抜いて口を閉じましょう。
下味をつけて保存
下味をつける時は鶏肉の水分を拭いて、好みの調味料で下味をつけてからラップでぴっちりと包みます。
それから金属製のトレイなどにのせて急速冷凍します。鶏肉が凍ったらフリーザーバッグに入れて保存しましょう。急速冷凍ができて鮮度を保ちやすくなりますよ。
調味液に漬けて保存
水分を拭いて使いやすい大きさに切った鶏肉を、調味液を一緒にフリーザーバッグへ入れて保存します。
食べやすい大きさにして調味液につけることで、そのまま調理に使えて便利ですね。
鶏肉を冷凍保存するときの注意点は？
鶏肉は賞味期限が近づいてから冷凍するのでなく、買ってきた鮮度のよいうちに冷凍保存するのが大切。時間が経ったものは傷みやすいので注意しましょう。
鶏肉は、ピンクに色づいた肌色で、皮にハリと弾力があるものを選ぶといいですよ。またドリップがでていないかもチェックポイントです。
解凍するときは、急激に解凍するとドリップがたくさん出てしまうので、冷蔵室へ移して自然解凍するのがおすすめ。
急ぐときは、袋のまま流水をかけて解凍するといいですよ。
鶏肉の冷凍保存を利用して料理を楽しもう
鶏肉は、冷凍することで長持ちします。カットしたものなどは、なるべくくっつかないように平たく並べておくと、使いやすいうえにサッと冷凍できて、おいしく保存できますよ。ぜひこの機会に鶏肉の正しい冷凍方法を覚えてくださいね。
