一年中スーパーで購入できる使い勝手の良いきゅうり。水分量が多いため正しく保存しないと傷みやすく、気付くとしなしなになっていたり、ぬめりが出て使えなくなったりすることも。

そこで今回は、きゅうりの正しい保存方法と手順、保存をするときの注意点などをまとめて紹介します。

きゅうりはどんな方法で保存する?保存期間は?

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きゅうりは、常温・冷蔵・冷凍の3通りのやり方で保存します。保存期間は適したやり方で行えば以下の通りです。

・常温保存:1~2日
・冷蔵保存:1週間
・冷凍保存:1ヶ月

ただしあくまで目安であり、正しく保存されていなければもっと早く傷む可能性もあります。

傷んでいるものを食べると腹痛などのトラブルを引き起こす可能性もあるので、ニオイや見た目、触ったときの感触などで異常がないかをチェックしてから食べてくださいね。

きゅうりの保存方法|① 常温保存の手順

きゅうり 保存

きゅうりはもともと常温保存に向いている食材ではありませんが、冬場などの寒い時期、風通しのよい冷暗所であれば保管できますよ。

きゅうりの水分をふき取ってから、キッチンペーパーや新聞紙で包み、その上からラップかビニール袋で包みます。

きゅうりはヘタの部分を上に向けて、立てて保存するのがポイント。野菜は収穫された後も生命力を維持しているため、育った環境と同じような状態で保存することで長持ちするんです。

きゅうりの保存方法|② 冷蔵保存の手順

きゅうり 保存

冷蔵保存の手順も、基本的には常温保存と同じ。

周りの水分をよくふき取り、キッチンペーパーや新聞紙で包んで乾燥を予防してその上からラップで包んで保存します。野菜室に立てておきましょう。

きゅうりは寒さに弱く、5℃以下の場合は低温障害を起こす可能性があります。傷みが早くなるので、3~7℃が保たれている野菜室での保存が適していますよ。

きゅうりの保存方法|③ 冷凍保存の手順

冷凍保存する場合は、丸ごと保存する方法と、カットしてから保存する方法があります。

丸ごと保存する手順

きゅうり 冷凍

きゅうりをきれいに洗ったら、水分を拭き取り、ラップでしっかり包んで冷凍用保存袋に入れて凍らせます。

水分をしっかりと拭き取って密閉するのがポイントです。霜の付着を予防でき、長持ちしますよ。

食べるときはラップごと流水で解凍しましょう。半解凍の状態ならカットしやすいですよ。

食感は生とは少し変わりますが、みずみずしさは残ります。味が染み込みやすいので、ピクルスや漬物などにつかうのがおすすめです。

カット&塩もみしてから保存する手順

大根 きゅうり レシピ 大根ときゅうりの浅漬け きゅうりを小口切りする

薄い小口切りにし、塩を振ってしんなりしたら、軽く揉みます。それからサッと水で流して水気を絞り、小分けしてラップに包みましょう。

金属トレーの上に置いて短時間で凍らせ、その後冷凍用保存袋に入れたら完了です。しっかりと密閉して保存してくださいね。

きゅうりのパリッとしたみずみずしい食感はなくなってしまうので、ポテトサラダや酢の物、タルタルソースなどに使用するのがおすすめ。調理の時短にもなり、使い勝手もよく便利です。

きゅうりの保存方法は使い方に合わせて

きゅうり 保存

きゅうりは正しく保存すれば、長期間保存できる野菜です。きゅうりのみずみずしい状態をキープするには、乾燥や温度に注意して正しく保存しましょう。用途や使用目的にあわせて、保存方法を選んでくださいね。