洗濯機の下にある洗濯パンの掃除って大変ですよね。汚れやすいのに掃除道具が入りにくく、長い間そのまま放置しているおうちも多いのではないでしょうか。
洗濯パンがもっと掃除しやすければいいのにと思ってしまいますよね。
実は、洗濯パンをかさ上げすると掃除がしやすくなるんです。後付でかさ上げする方法があるのでぜひ参考にしてください。
洗濯パンが掃除しにくい理由は?
洗濯機の下に敷いてある受け皿が「洗濯パン」です。「洗濯機パン」や「防水パン」などと呼ばれることもありますね。
洗濯パンは洗濯機から水が漏れ出したときに、それを受け止めて被害を最小限に抑える重要な役割を担っています。
洗濯パンは万が一のときのために必要不可欠ですが、困るのがその掃除方法です。
洗濯パンは水漏れを受け止められるように真ん中が凹んでいるためそこにゴミが溜まるのですが、洗濯機との隙間が狭いので一般的な掃除道具では掃除ができません。掃除道具の入り込む余地がないため、ほかの掃除場所のように手軽には掃除できないんです。
洗濯パンはかさ上げすれば掃除がしやすい
では、洗濯パンを掃除するためには、どうすればいいのでしょうか?
一番簡単なのは、洗濯パンをかさ上げして洗濯機との隙間を広げて掃除がしやすい状態にすることです。
洗濯パンをかさ上げするには専門業者に頼んで洗濯パン自体を交換しないといけないと思うかもしれませんが、実は市販されている道具を使えば簡単にかさ上げができます。
次のようなアイテムがあるのでかさ上げにチャレンジしてみてください。
『因幡電工 洗濯機用防振かさ上げ台 ふんばるマン』
洗濯機の足の部分に取り付けるかさ上げ台。洗濯パンにキレイに収まる形になっています。振動を軽減する効果があるため、掃除のスペースを確保するのと同時に、地震対策にもなりますよ。
『カクダイ 洗濯機用かさ上げ台』
ほとんどの防水パンに対応できるかさ上げ台。両面テープで固定し、防振ゴムがついているので安全です。10cmの高さがあるので洗濯機との間に十分な隙間を確保できます。
一度設置すれば洗濯機を動かす必要なく、掃除しやすい環境をつくれますよ。
掃除道具を工夫すれば洗濯パンは掃除しやすい
かさ上げができたら、普段使っている掃除道具で洗濯パンの掃除ができます。ただ、洗濯パンは凸凹しているので、ハンディモップのような掃除道具を使うのがおすすめです。
ハンディモップがなければ、ハンガーとストッキングを使って狭いところ用の掃除道具が作れるので試してみてください。
ハンディモップなら洗濯パンは掃除しやすい
洗濯パンをかさ上げしても、隙間がそこまで広いわけではないので、平べったい掃除道具を使うと掃除がしやすいですよ。『ウェーブ』などの使い捨てできるハンディモップがあると掃除がしやすくなります。
掃除機で目につくホコリを取る
目につくゴミは掃除機でザッと吸い取ると掃除しやすくなる。
ハンディモップで汚れをかき出す
使い捨てのハンディモップを洗濯機の前や左右から差し込んで汚れを落とす。
排水口周りを水拭きする
最後にいらない布で洗濯パンのすみっこや排水口周りを水拭きすればOK。
ハンガーとストッキングがあれば洗濯パンは掃除しやすい
洗濯機パンにたまったホコリは、不要になったハンガーとストッキングで簡単に掃除できます。掃除に使ったあとはそのまま捨てればいいので後片付けが楽ちんです。
ハンガーを伸ばす
針金ハンガーを「◇」の形になるように上下に伸ばす。プラスチック製ならそのままでもOK。
ストッキングをかぶせる
伸ばしたハンガーの先端にストッキングをかぶせて、はずれないように巻きつける。
洗濯機下に差し込んで動かす
洗濯機下に差し込み、ホコリをかき出すように前後左右に動かす。
ゴミを回収する
ハンガーを引っ張り出して取れたゴミを集めたら完了。
ストッキングが起こす静電気で洗濯パンにたまったホコリを吸い寄せて絡め取ることができます。
洗濯パンの汚れを防げば掃除は必要なし
洗濯パンをかさ上げして掃除しやすい環境をつくっても、掃除しなければならないことにはかわりありません。
そこで考え方を少し変えて、そもそも洗濯パンを汚れなくする工夫をしてみてはいかがでしょうか。洗濯機と洗濯パンの間にホコリなどが入り込まないようにすることもできます。
たとえば洗濯パンをラップなどで覆う方法です。ラップで覆って、マスキングテープなどで養生すればホコリが入る余地がなくなります。ラップを外して取り替えるだけで掃除する必要がなくなりますよ。掃除するのが手間という人はぜひ試してみてください。
洗濯パンを掃除しやすい環境をつくろう
洗濯パンはそのままでは掃除がしにくく汚れ放題になってしまいます。しかしかさ上げすることでスペースができて、掃除しやすい環境を作れます。普段の掃除道具が使えれば洗面所を掃除するときに、洗濯機の下もついで掃除ができますね。
最初は少しコストがかかりますが、その後の手間を考えると洗濯パンのかさ上げはおすすめです。ぜひチャレンジしてみてくださいね。