キッチンの収納というと、コンロ下やシンク下、カウンター収納などがすぐに思いつきますが、壁際や棚の上など「上」は意外と見落としてしまいますね。目線よりも高い場所はデッドスペースになっています。モノが多いならぜひ有効活用したいですね。
今回はキッチンの目線よりも上にあるスペースを有効活用した収納のアイデアをご紹介します。
キッチンの上にある収納スペースって?
キッチンで少し目線をあげるとどんな収納スペースが見えてくるでしょうか。ここではその一例をご紹介します。
● 吊り戸棚
● レンジフード周り
● 壁面収納
● 食器棚の上
壁際や目線より高い空中には意外とスペースが広がっています。これらを有効活用することがキッチン全体を広く、そしてキレイに使うコツです。
ジャンルごとに収納場所をしっかりと分け、ごちゃつきを抑えて快適なキッチンにしましょう。
キッチンの上の空間はどう収納に活用する?
では、キッチンの上の収納にはどんなものを収納したら良いのでしょうか?いくつかポイントをまとめてたので見てみましょう。
軽いものを置く
上のスペースは重い物との相性が悪いです。持ち上げてしまうのが大変なうえに、棚などにも負担をかけてしまいます。ストックの食品、紙コップ、タッパーなどできるだけ軽いものをしまうと片付けが楽で使いやすくなりますよ。
あまり使わないものを置く
高い場所は場合によっては脚立を使って出し入れすることも。収納が不便なので、よく使うものを高い位置に入れないようにしましょう。レジャーグッズ、パーティーグッズなどの収納におすすめです。
落ちても安全なものを置く
キッチンバサミや包丁、キッチンツールなど、落ちると危ないものは収納に不向きです。ガラス製のものもできるだけ置かない方が安心ですよ。手の届き範囲であれば食器などもOK、それよりも上は入れるものを考えてしぼりましょう。
キッチンの上の空間を収納に変える方法は?
キッチンの上部を収納にするには「いまある収納に付け足す」か「何もない所に収納を作る」かのどちらか。ここでは、付け足すことで収納を増やせる便利グッズをいくつ紹介します。
『キッチンツールフック レンジフード用ハンガー』(アールエスハンガースタジオ)
ステンレス製のシンプルなキッチンツールハンガーです。レンジフードに引っ掛けてネジで固定するだけのかんたん取り付けで、6個のツールをかけられます。
『戸棚下調味料ラック』(山崎実業)
調味料やスパイスを並べられる戸棚下の収納ラックです。作業台のスペースが広がるうえ、コンロとも離れて浮いているので油汚れしません。
『吊り戸棚ボックス スリム』(不動技研)
吊り戸棚用に作られたボックスで、取っ手があるから下からでも出し入れがラクラク。ボックスは奥側にいくにつれて高さが下がっている設計なので、下から引き出すときに上段に角がぶつかりません。
『冷蔵庫専用耐震上置き』(JAJAN)
冷蔵庫の上と天井までの隙間に突っ張って収納棚をつけられるアイテムです。冷蔵庫自体の転倒防止にもなり、扉にはロック機能があるので地震があっても中身がでてきません。
キッチンの上に収納を作ることもできる?
専用のグッズを使えば、何もない壁や空中に収納スペースを作ることもできます。その商品をいくつか見てみましょう。
『壁掛け棚 ウォールラック』(arne)
壁に穴を開けてもよければ簡易なウォールラックを取り付ける方法があります。調味料をまとめて乗せたり、見せる収納として植物を飾ってみたりできますよ。
『隙間収納 スリムラック』(ワイエムワールド)
幅20cmで使えるスリムな収納ラックです。白を基調に、表面は鏡面仕上で光沢があり、落ち着いた印象があります。下部が引き出し、上部が棚でたくさんモノをしまえ、トビラでなかを隠せます。
キッチン上の収納スペースを有効活用しよう
キッチンの上部は意外と忘れがちですが、広いスペースがあるので収納に使うとキッチンがキレイに片付きますよ。基本的には「いまある収納に付け足す」か「何もない所に収納を作る」かしかないので、どちらができそうか確認してみましょう。
収納スペースが増えれば、出しっぱなしで雑多な印象をあたえずに印象のよいキッチンになりますよ。