キッチンにある電子レンジは、温めのときに熱をもつので、まわりにはモノを置かないようにしている人が多いと思います。ただ、レンジの上はデッドスペースになりやすく、うまく活用すればキッチンの収納量を増やすことができますよ。

今回は、電子レンジの上部をどうやったら収納に活かせるか方法をご紹介します。

レンジの上は収納スペースになる?

レンジ

料理が冷めたときや、ゆで野菜の調理などで使う電子レンジは、最近ではオーブン機能のついた大型のものも増えています。

熱をもつため、四方に何も置かないのが収納の基本ですが、上にはスペースが広がっているのでラップやアルミホイルなどこまごましたモノを乗せたくなりますよね。

スペースを有効活用するには、「熱が直接伝わらないように」ラックなどのアイテムを用意すれば、ちょっとしたものの置き場になります。

こうして収納スペースができれば、ラップやアルミホイルなどレンジ調理に使えるツールが置けたり、別のキッチン家電を並べたりできて使い勝手がよくなります。収納が増えて、キッチンが広々使えそうですね。

レンジ上に収納を作れる100均グッズはある?

100円ショップ スーパー 店

レンジ上は、実は100円ショップに売られているアイテムを活用すれば収納スペースにかえられます。ここではそのアイデアをいくつかご紹介します。

カゴやバスケットを使った収納

100均で購入したカゴやバスケットを置けばすぐに使える収納に。ただし、この方法は加熱時の移動が前提です。持ち手があるケースを使って、オーブンを使うときだけ移動させましょう。

アイアンバーとすのこを組み合わせた収納

アイアンバーを2つ並べ、その上にすのこを固定するだけの簡易ラックを使えば収納が作れます。熱に強いアイアンバーで上部に余裕をもたせ、そこにすのこを置くことでモノを並べられます。

レンジの上に使える市販のアイテムにはどんなものがある?

レンジの上に収納スペースを作るラックはたくさん販売されています。ここではその一部をタイプが違う3つにしぼってご紹介するので、参考にしてみてください。

『レンジ上ラック』(平安伸銅工業)

レンジの上に置くだけで収納スペースを作れるラックです。脚には200℃まで耐えられる熱に強いゴムがついているので安心。

『レンジ上ラック 高さ・幅伸縮タイプ』(伸晃)

レンジをまたぐ(覆う)ように設置する収納ラックです。高さは最大54cm、横幅は最大60cmまで調節ができるので、レンジの大きさに合わせて幅を調節してムダなスペースがなくなりますよ。

『SG 吊戸棚 バスケット』(レック)

レンジの上が吊り戸棚になっているなら、ハンギングバスケットで収納スペースを作る方法もあります。レンジ上から戸棚までの寸法をはかってバスケットの大きさを決めてください。

覚えておきたい

エコなわざあり

レンジの上以外を収納スペースにするには?

レンジはキッチン家電のなかでも大型なので、各家庭によって置き場がちがいます。キッチンカウンターなどに置いて、レンジ上のスペースをどうするか考えるだけではなく、レンジごと移動させて収納を増やす方法も覚えておきましょう。

専用のレンジ台を用意すれば、周りにたくさんの収納がでますよ。

●『木棚付きワゴン 3段』(ドウシシャ)

木製の天板がついたスチールラックです。天板部分にレンジを置けば、その下段には、ほかのキッチン家電や調理アイテムを置けます。段は2.5cmきざみで高さを調整できます。

●『ベリーベリーキッチン』(山善)

キャスター付きのキャビネットで、トビラを開けば大容量の収納ができます。天板にレンジを置けば、移動が楽ちんで、熱いモノの移動もかんたんですよ。

レンジ上のスペースを活用して収納を増やそう

キッチン

レンジ上はキッチンのなかでもあまり使われないデッドスペースです。モノであふれるキッチンにおいて見過ごせません。専用のラックや100均グッズを応用すれば収納スペースをかんたんに作れますよ。

レンジ上のスペースを活用してキッチンを広々使えると、料理もスムーズに楽しく作れそうですね。