キッチンにはたくさんの収納棚や引き出しがついています。実はそれ以外に、キッチンのコンロ回りの壁や冷蔵庫の壁も収納場所として活用できることをご存知ですか?これらのデッドスペースを活用できれば、キッチンツールや調味料、食器などであふれたキッチンがスッキリきれいに片付きます。
モノであふれたキッチンをいつも清潔に保てるように、今回はキッチンの壁面収納のアイデアをご紹介します。
キッチンの壁面収納とは?
キッチンにはコンロ脇や冷蔵庫の側面、作業台の目の前、戸棚の扉などさまざまな壁面がありますね。
ただでさえモノが多いキッチン。だからこそ、これらのデッドスペースを収納に変えられると、収納量が増えてぐっと使いやすいキッチンになります。出し入れのしやすさもアップして調理の手間も減りますよ。
キッチンの壁面収納は100均グッズでDIYできる?
キッチンにある壁面は100均アイテムや専用のグッズを用意することで収納にかえられます。
方法は2つ。1つは壁に引っかかりを作って「かけて吊るす収納」をつくるか、もう1つはモノを並べられる棚をつけて「置く収納」にするかです。この2つは100均グッズの組み合わせでかんたんにつくれます。いくつかそのアイデアを見てみましょう。
吸盤やマグネット式のフックにかける
壁の素材によりますが、吸盤やマグネット式のフックを貼り付ければかんたん引っかけ収納のでき上がり。ほかにも粘着シールで壁にフックを取り付ける商品もあります。
突っ張り棒とワイヤーネットにかける
天井と地面で上下に2本つっぱり棒をつけて、そのあいだにワイヤーネットを固定する方法です。ワイヤーネットの網目にフックなどをかければ収納になります。キッチンの作業台やコンロ脇などにおすすめの方法です。
タオルハンガーにS字フックをかける
タオルハンガーやアイアンバーなど、U字型のアイテムを壁に固定するだけでも収納がつくれます。あとはS字フックを引っかければキッチンツールなどの引っかけ収納ができます。
キッチンの壁面収納に使える専用グッズは何がある?
キッチンの壁面収納は100均アイテム以外に専用のグッズでもできます。より見た目がよく、スッキリした壁面収納になりますよ。
『超強力マグネットフック』(RicoRich)
荷重12kgまで耐えられる強力マグネットのフックです。冷蔵庫や作業台の壁、レンジフードにつけてキッチンツールやミトンなどを引っかけられます。
『 吸着シート フック ワイド』(Lec)
壁を傷つけずに貼り付けられるフックで、水洗いをすれば貼り直しも可能です。見た目が透明なので、それほど目立たないのもポイントです。
『壁掛け棚 ウォールラック』(arne)
壁に穴を開けてもよければ簡易なウォールラックを取り付けるのも1つ。調味料をまとめて乗せたり、見せる収納として植物を飾ってみたりできますよ。
『シンク上突っ張りキッチンラック』(山善)
キッチンのシンク上と吊り戸棚に突っ張って使えるラックです。調味料やキッチンツール、食材などを並べられ、いつでもサッと取り出せます。
壁面収納をキッチンに取り付けるときの注意点は?
キッチンの壁面収納は収納量が増えたり、出し入れのしやすさがアップしたりといいことばかりのように感じますが、注意点もあります。
重たいものはできるだけ吊るさない
取り出しやすくなるからといって鍋やフライパンなど少し重いものを引っかけて吊るすと、つっぱり棒が倒れたり、吸盤が落ちたりする可能性があります。重さのあるものは避けた方が無難ですよ。
熱に弱いものを置かない
コンロ脇などのスペースも収納に使えますが、火気の近くなので、火に弱い素材のモノはNGです。木材でラックを作って置くなどはできるだけ避けましょう。
清潔感を保つ
キッチンのコンロ回りは調理中の油や調味料が飛びやすく気づかないうちに汚れます。キッチンのお掃除シートのようなものがあれば、気づいたときにサッと拭き取れるので手元に置いておくと便利ですよ。
キッチンで壁面収納を活用して使い勝手よくしよう
キッチンの壁面の収納は、収納場所が増えて便利になるだけでなく、見せる収納としておしゃれな空間に様変わりします。おしゃれな空間に囲まれてお料理すれば気分もグンと上がりますよ。