これまで掃除機は紙パック式のものが主流でしたが、最近では発売以来から進化を続けてきた「サイクロン掃除機」が人気を集めています。名前はよく聞くようになりましたが、具体的にサイクロン掃除機にはどういった特徴があるのでしょうか。
今回は、サイクロン掃除機の選び方とおすすめ商品をご紹介します。
サイクロン式掃除機を使うメリットは?
「掃除機といえばサイクロン」といっても過言ではないほど、人気があって普及率も高いサイクロン式掃除機。
これまで一般的だった紙パック式掃除機は、紙パックにホコリを集め、それを通して排気するのでイヤなニオイがすることがありました。
しかしサイクロン式は、遠心力によって吸い込んだホコリと空気を分離させ、ホコリはダストカップに集め、空気はフィルターを通して排気するので臭いません。
また、紙パック式はゴミがたまると吸引力が落ちていましたが、サイクロン式はゴミをこまめに捨てられるので、吸引力が持続するメリットもあるんです。
サイクロン掃除機のメリット
● 吸引力が低下しづらい
● 空気とゴミを分離するので排気が臭わない
● 紙パックを買う手間がない
● ゴミをためずにこまめに捨てられる
● ランニングコストがかからない
サイクロン掃除機のデメリット
● ゴミを捨てるときに粉塵が舞いやすい
● 機種によってはフィルター掃除が必要
サイクロン掃除機はどんな種類があるの?
サイクロン掃除機は、大きく3種類の形状にわけられ、それぞれ得意・不得意があります。どんなシーンで掃除機を使うことが多いか、普段の利用シーンを振り返って選びましょう。
キャニスター型
本体に付属している長いホースの先にヘッドがついている、一般的な掃除機の形がキャニスター型です。稼働させる部分がホースとヘッド部分だけなので、軽くて使いやすいのが特徴です。
スティック型
本体とホース、ヘッドがすべて一体型になっているタイプで、スリムな本体サイズなので収納しやすいのが特徴です。コンパクトなおうち用として使ってもいいですし、サブの掃除機としても使い勝手がよいです。
ハンディ
片手でサッと使える小さいタイプの掃除機で、ちょっとしたホコリや食べこぼしなど、スポット的にお掃除したいときに向いています。階段や車の中のお掃除にも便利に使えます。
サイクロン掃除機を選ぶポイントは?
サイクロン掃除機の普及により、各メーカーからさまざまなタイプの掃除機が販売されています。どれを選んでよいか迷ったときは、以下のポイントに注目してみましょう。
ヘッドの種類
サイクロン掃除機のヘッドには、吸い込む力でブラシを回す「タービンヘッド」と、モーターの力で強力にブラシを回す「パワーヘッド」があります。
掃除をする場所がフローリングや畳など、フラットな床の場合はタービンヘッドで十分ですが、カーペットやじゅうたんなど毛足が長くゴミがすき間に入りやすい床の場合は、モーターヘッドをおすすめします。
本体の重さと大きさ
掃除機は日々のお掃除に使うものなので、重たすぎると作業が苦痛になるばかりでなく、持ち運びが大変で掃除がおっくうになってしまいがちです。本体のサイズや重たさを確認しておきましょう。
フィルターの有無
空気とゴミを遠心分離するサイクロン掃除機は、フィルターの有無でお手入れの方法が変わります。遠心分離にくわえて、フィルターでさらにゴミを分離しているタイプのサイクロン掃除機は、定期的なフィルター掃除が必要です。フィルターレスタイプのサイクロン掃除機を選ぶと、お手入れが簡単です。
サイクロン掃除機のキャニスター型のおすすめは?
1.『遠心分離サイクロン掃除機 (EC-CT12)』(シャープ)
コスパのよさが人気のロングセラー商品。しっかりゴミを取り除くだけでなく、「からぶき機能」でフローリングや畳の乾拭きも可能です。騒音を抑えるモードや、電気代を抑えるエコモードが搭載されているのもうれしいポイントです。
・性能よし!ごみ捨てラク!言う事なしのコスパの高いサイクロン掃除機です。
・吸引力があり、とてもよいです。高い商品に負けないぐらいよい商品だと思います。
- 税込価格
- 12,980円
- ヘッド
- タービンヘッド
- カラー
- ベージュ
2.『サイクロンクリーナー トルネオミニ (VC-C6)』(東芝)
コンパクトボディながら吸引力が持続する「デュアルトルネードシステム」を採用したサイクロン掃除機。2.2kgと軽量なうえ、人間工学から生まれた手首に負担をかけないグリップで、長時間のお掃除もラクちんです。
・軽くて吸引力も問題なし!ペットの毛もしっかり吸ってくれるので満足です。
・コンパクトなのに吸収力があり、音も静音でいいです。ゴミも捨てやすいですよ。
- 税込価格
- 33,946円
- ヘッド
- パワーヘッド
- カラー
- レッド
3.『パワーブーストサイクロン(CV-SE300)』(日立)
強力パワーなのに操作音が気にならない、低騒音が特徴のサイクロン掃除機。ジェット吸引ヘッドは床へのはりつきを抑えながらも、前後からしっかりゴミを吸い取ります。ホース操作がスムーズで使いやすいのも魅力です。
・操作音がとても静かなので、少し遅い時間でも掃除できます。軽いのもいいですね。
・ヘッドにライトがついているおかげで、とてもお掃除しやすいです。
- 税込価格
- 26,964円
- ヘッド
- パワーヘッド
- カラー
- シャンパンゴールド
4.『コードレスサイクロン式クリーナー (VC−NX1)』(東芝)
キャニスター型ですがコードレスのサイクロン式掃除機です。反転しても掃除を続けられる本体の形が特徴で、急な方向転換もラクちんです。毎分12万回転するモーター内蔵で、コード付きの掃除機と同じくらいの吸引力を発揮します。
・コードレスで軽いので、掃除がラクになりました。デザインもおしゃれで気に入ってます。
・ヘッドにライトがついているので、細かいゴミまでよく見えて、スッキリ掃除できます。
- 税込価格
- 50,400円
- ヘッド
- パワーブラシ
- カラー
- サテンゴールド、ブラストシルバー
5.『サイクロン式掃除機 プチサイクロン(MC-SR35G)』(パナソニック)
本体だけでなくノズルやアタッチメント類も軽く、操作しやすいサイクロン式掃除機。おうちのなかの移動もラクにできます。ダストボックス内のパーツはゴミがつきにくく、フィルターレスなので、お手入れの手間が大幅に減りますよ。
・とても軽くて掃除しやすいです。音も気にならないので、時間を気にせず使えます。
・ホコリがあればセンサーで知らせてくれるので、お部屋をキレイにできている気がします。
- 税込価格
- 32,729円
- ヘッド
- パワーヘッド
- カラー
- ローズゴールド
サイクロン掃除機のスティックのおすすめは?
6.『サイクロンスティック型クリーナー TC-E123SBK』(ツインバード)
軽量でコンパクトなのに高速遠心分離で細かなゴミも強力に分離する、スティックタイプのサイクロン掃除機。コスパのよさからサブの掃除機として使っている人も多い商品です。フィルターも水で丸洗いできるのでお手入れも簡単です。
・コンパクトで収納がラクになったので、掃除機をかける機会がふえました!
・場所を取らず、ゴミを捨てるのがラクちんです。吸引力もいいのでおすすめです。
- 税込価格
- 3,680円
- ヘッド
- ブラシなし
- カラー
- スケルトンブラック
7.『コードレスサイクロン式掃除機 V8 Fluffy(SV10FF2)』(ダイソン)
サイクロン掃除機の普及のきっかけににもなった「ダイソン」のスティック型掃除機です。ヘッドを付け替えることでハンディタイプとしても使えます。ゴミの取り残しが少なく、吸引力が持続するのが特徴です。
・パワフルで、床のゴミが簡単に取れます。やはりダイソンの吸引力は抜群ですね!
・コードのわずらわしさがなくていいです。充電式なのに吸引力も強くて気に入ってます。
- 税込価格
- 65,494円
- ヘッド
- パワーヘッド
- カラー
- オリジナルカラー
8.『エルゴラピード(ZB3114AKB)』(エレクトロラックス)
スウェーデンで生まれた老舗ブランド「エレクトロラックス」のスティック型掃除機です。手元にかかる体感重量は500mlペットボトルほど。小回りもきいてスイスイ動かせますね。自立するので、お掃除中に手を離したいときでも便利です。
・ブラシに巻き付いた髪の毛をカットする機能があり、便利です。
・ヘッドが光るので、少し暗いところでもよく見えます。自立するので部屋に置いておけます。
- 税込価格
- 17,820円
- ヘッド
- パワーヘッド
- カラー
- ローズゴールド、タングステン
9.『コードレススティック掃除機 RACTIVE (EC-AR2S)』(シャープ)
コンパクトで軽いので、おうちじゅうを移動しながらラクに使える掃除機。足でヘッドを押さえればヘッドが取り外せるので、かがまずに棚のすき間のホコリを吸い込めます。本体にはちょいかけフックがあり、テーブルなどにかけられるのもうれしいですね。
・とても軽いし吸引力にも満足。ダストカップも取り外して洗えるのでいいです。
・充電が早いし稼働時間も十分です。もう1つほしいくらい気に入ってます。
- 税込価格
- 32,940円
- ヘッド
- パワーブラシ
- カラー
- ピンク、バイオレット
サイクロン掃除機のハンディのおすすめは?
10.『乾湿両用 コードレスクリーナー』(Hikeren)
微細なゴミはもちろん、ノズルを変えれば液体もしっかり吸い取るハンディタイプのサイクロンクリーナーです。3〜5時間で充電でき、最大35分間の使用が可能なので、車のお掃除にも◎。ノズルや掃除用ブラシなど付属品が豊富なのもうれしいポイントです。
・サッシのすき間やコーナーなど、細かい場所のお掃除がラクにできます。
・小型で軽いので、片手でラクに使えるのがうれしいです。
- 税込価格
- 5,999円
- ヘッド
- ブラシなし
- カラー
- ブラック
11.『ハンディージェットサイクロン HC-EB41W』(ツインバード)
軽量で小回りがきくコンパクトボディのサイクロン掃除機。しっかりとした吸引力に加え、布団ノズルやすき間ノズルなどの豊富な付属品でお部屋のすみずみまで掃除できます。コンパクトに収納できる土台付きです。
・掃除が苦手なわたしでも、気がついたら手に取っているくらい手軽に使えます。
・コンパクトで音が静かです。コードも長くて掃除がやりやすいです。
- 税込価格
- 3,450円
- ヘッド
- ブラシなし
- カラー
- ホワイト
サイクロン掃除機ってお手入れはいるの?
サイクロン式掃除機は、使ったらこまめにゴミを捨てる必要があります。
そのままにしておくと、行き場をなくしたゴミやホコリが掃除機内のすき間に入り込んだり雑菌が繁殖したりします。イヤなニオイを引き起こすこともあるので、注意してくださいね。
また、こまめにゴミを捨てていても掃除機内部の汚れは蓄積していくので、月1回くらいのペースでしっかりめに掃除しましょう。
しっかりめの掃除のやり方
- 必須
- 雑巾(マイクロファイバークロスがおすすめ)
- あると便利
- アルコール除菌スプレー
掃除機にたまったゴミを捨てる
掃除機に溜まったゴミを取り除く。集めたゴミがまいあがらないように注意。
外側を水拭きする
掃除機の外側のホコリや手垢を拭き取る。アルコール除菌スプレーを使いながら拭くと、手垢もスッキリ落としやすい。
吸込口のゴミを取る
吸込口の先端に詰まっている髪の毛やホコリを取り除き、ティッシュで水拭きする。
掃除機のフィルターを洗う
水洗いできるフィルターが多いので、取扱説明書を読んで確認してから水洗いする。
ダストカップを洗う
ダストカップやフタにも洗えるタイプが多い。いくつかのパーツに分けて水洗いするとラクなので、丸洗いできるか・取り外し方など、取扱説明書をチェックしてから行う。
乾燥させる
掃除が終わったらしっかり乾燥させるのが大切。通気性のいい場所に半日以上置いておくと◎。ぬれたままだと吸い込んだゴミが密着しやすくなるので注意。
サイクロン掃除機をかしこく選ぼう!
サイクロン掃除機は、メリットが多く使い勝手のよい掃除道具。かしこく選んで、日々のお掃除をラクにすませたいですね。サイクロン掃除機はたまったゴミがひと目でわかるので、きれいになっていく過程が楽しく感じられますよ。
お気に入りのサイクロン掃除機を手にして、気持ちよくお掃除してくださいね。