玄関は一度きれいにしても、あっという間に家族みんなの靴でごちゃごちゃになりますね。パンプスやスニーカー、ヒール、ブーツなど、形もサイズもさまざまで収納に四苦八苦している人も多いと思います。

そこで今回は、靴を上手に収納する方法やアイデアをご紹介します。

靴を収納するときのポイントは?

下駄箱

ブーツのように丈が長いもの、パンプスのように短いもの、サンダルのように平べったいものなど、下駄箱に入れている靴にはさまざまな特徴があります。

それぞれを同じように扱うのは下駄箱内がキレイに片付かず、収納もうまくいかない原因になリます。

そこで靴を収納するときは、「靴の特徴を捉えること」がポイント。そして、使う頻度をふまえて「置き場所を決めていくこと」も大切ですよ。

靴を収納する基本をおさえて、下駄箱のなかを整えてみましょう。

靴の収納を始める前に、どんな種類があるかをチェック

靴の匂い

靴の収納を始めるときは、どんな種類の靴がどれくらいあるのかを確認することから始めます。

ブーツ、スニーカー、ヒールなど、靴の高さを基準に分類しておくと収納を考えやすくなります。

また、「人別」で旦那さん・自分・子供と分けておくと置き場所を考えやすくなるので、種類を分類するのと一緒に考えておきましょう。

このタイミングで奥にしまわれているような使わない靴、傷んだり壊れてしまっている靴、サイズがあわなくて履けない子供の靴など、不要なものは思い切って処分しましょう。

靴を収納するアイデアは?

それでは靴の種類や人別で分類したものをどこに置くといいか、どう収納したらいいのかなどのアイデアをご紹介します。

ロングブーツや長靴など「丈の長い靴」

丈の長い靴は場所を取るので、下段や身長よりも高い上段など、ゆとりのある場所に収納します。その際に専用のブーツスタンドなどを使えば形をキレイに保った状態を維持できます。

捨てたくないけど、なかなか履かないものは箱にしまって、押入れなどに収納すると下駄箱がスッキリしますよ。

スニーカーやパンプスなど「丈の短い靴」

丈が短い靴は日常使いしやすいので、手に取りやすい下駄箱の中段に入れると便利です。丈が短いので、段の上半分の空間が余ることもあるので、コの字ラックや突っ張り棒で2段にすれば、収納量が増やせます。

ハイヒールなど「高さにバラツキがある靴」の場合

ハイヒールやハイカットのスニーカーなどは高さがバラバラで、見栄えが悪くなりがちです。シューズホルダーなど市販のグッズを使えば、見た目が整います。

収納場所は手にとりやすい下駄箱の中段くらいがおすすめです。

「子供用の靴」

子供の靴は外遊びで汚れやすく、また、成長にともなってサイズダウンのしやすいものです。なので、多少雑でもかまわないとわりきって、箱などにまとめて入れておくと汚れも広がらず便利です。

子供でも手が届く、下段にしまってあげましょう。

旦那さんの革靴など「使用頻度の多い靴」

外出時に「だいたいこれを履いて出かける!」というよく使う靴は、そのまま玄関に並べて置く方法もあります。下駄箱にわざわざしまっても、どうせ出しっぱなしになってしまうことが多いからです。

出しっぱなしでもつま先を手前に向けてそろえるなど、キレイに並べれば見栄えも悪くなりません。

靴の収納に使える便利なグッズはある?

靴の収納に使えるグッズはたくさん販売されています。グッズを使って収納量を増やしたり、見栄えを整えたりすると下駄箱のなかも一層キレイで使い勝手がいいものになりますよ。

『下駄箱中 伸縮シューズラック』(山崎実業)

丈の短い靴に使えるコの字ラックは1つあるととても便利。伸縮して横幅を合わせられるので、靴が増えたり減ったりしても自由自在に対応できます。

『靴ホルダー』(Like-it)

靴を互い違いに収納できるラック。両足分を片足分のスペースで収納できます。

『シャフトフォーマー ロングブーツ用シューキーパー』(ペダッグ)

適度な圧力をくわえてブーツを広げ、キレイな形を保ってくれるシューキーパーです。くたっと崩れてしまうことがないので、無駄なスペースなく、びしっと下駄箱に並べられます。

覚えておきたい!

エコなわざあり

靴を収納するときにカビ対策をしたほうがいい?

玄関の棚

家族の靴が多いおうちは、どうしても靴と靴が下駄箱のなかでぎゅうぎゅうになりますね。

こうなると風通しが悪くなって、汗や雨などで湿った靴がどうしても乾きにくくなってしまいます。ひどい場合には、靴箱にカビが生えてしまうこともあります。

なので、1つ薄型の除湿剤を置いて、できるだけ乾燥する環境を作ってあげると予防につながります。下駄箱に収納する前に半日陰干しするのも手です。

靴箱の収納を工夫して気持ちのいい玄関に

下駄箱

靴をスッキリと下駄箱に収納できると、ひと目でどこに何があるか分かるだけでなく、取り出しやすさもかわってきます。

玄関もキレイにおさまって、いつ来客がきても大丈夫。キチっと収納して気持ちのいい玄関をつくりましょう。