着物を着る前や着た後に使うハンガーは、一般的なハンガーだとずれ落ちてしまい、なかなかシワも伸びてくれません。
そこで便利なのが着物専用のハンガーです。ずれ落ちにくく、生地がピンと張れるのでシワも伸びやすくなりますよ。
今回は、着物を掛けるのに最適の専用ハンガーを紹介します。
着物用ハンガーって必要なの?
着物用ハンガーは、一般的な洋服用のハンガーの作りとは大きく異なる、和服にあわせた形の専用ハンガーです。
スーツなどの洋服は立体的な衣類ですが、浴衣などの着物は直線縫いで平面的。だから着物用ハンガーは普通のハンガーに比べると、直線的な作りになっています。着物が真っ直ぐ伸びるのでシワも寄りにくいですよ。
一般的なハンガーでは代用できない、着物を美しく着るのに必須のアイテムです。
着物用ハンガー選びのチェックポイント
着物をキレイに掛けるには欠かせない専用ハンガーですが、選ぶときは以下3点に注目してみてくださいね。
袖幅と肩幅の長さ
着物用ハンガーを選ぶときは、掛けたい着物の袖幅と肩幅の長さを測って、ハンガーの肩部分の長さが十分にあるタイプかチェックしましょう。
長さが足りないと袖が折れ曲がってしまいシワの原因になるので、必ずハンガーの長さを確認してください。
帯掛けの有無
着物と一緒に帯もシワを伸ばす必要があります。
着物用ハンガーのなかには帯を一緒に掛けられるタイプもあるので、帯を干す場所を確保出来ていない人は、帯を掛けられる部分があると便利です。
コンパクトに収納できるか
着物の着用頻度の低い人は、着物用ハンガーを使わないときにコンパクトに収納できるか確認しましょう。
折りたためるタイプなど、お部屋の場所を取らず収納できるタイプがあるのでおすすめですよ。
着物用ハンガーのおすすめ!
1.『きものハンガー』(あづま姿)
アームが伸縮可能で、先端の突起で引き出しやすいデザインの着物用ハンガー。帯掛けもついており、これ一本で着物類が干せます。フックはいろいろな向きに動かせて細めなので、どんなところでも掛けられますよ。
・伸縮するので、袖までキレイに広げられていいです。
・フックが金属製で、折れる心配なく使えて便利です。
- 税込価格
- 990円
- サイズ
- 最大1260mm
2.『着物ハンガー』(キモノカフェ)
肩部分が伸縮できる、プラスチック製着物用ハンガー。使わないときでもコンパクトに置いておけるアイテムです。帯掛けはハンガーに沿ってたためるし、凹凸があってものを掛けても落ちにくくなっています。
・狭いクローゼットでもコンパクトに収納できるので便利です。
・アームが伸縮タイプなので袖が掛けやすいです。
- 税込価格
- 1,320円
- サイズ
- 最大1250mm、折りたたみ時500mm
着物用ハンガーのおすすめ!折りたたみできると便利
3.『折りたたみ式長尺きものハンガー』(KIMONOBIYORI)
折りたたむとだいたい30cmくらいまで小さくなる着物用ハンガー。持ち運びに便利な袋付きで、旅行で着物が必要になったときもカバンに入ります。帯掛けも一緒に折りたためますよ。
・折りたたみ式でもしっかりしているので使い勝手がいいです。
・旅行先や外出先にも持っていけるくらい小さくなるので便利です。
- 税込価格
- 648円
- サイズ
- 最大1400mm、折りたたみ時300mm
4.『着物ハンガー』(あづま姿)
2つに折りたためる着物用ハンガー。開くだけで簡単に最大の長さにできます。安価なので、着物だけでなく長襦袢用など何本も必要で安く揃えたい人にもぴったりですよ。
・コンパクトに折りたためるし軽いので重宝しています。
・プラスチック製なので洗い物を干すのにも使えて便利です。
- 税込価格
- 110円
- サイズ
- 最大735 × 30mm、折りたたみ時375 × 45mm
着物用ハンガーのおすすめ!長尺用
5.『着物ハンガー』(街着屋)
袖の長い着物でも掛けられるタイプの着物ハンガー。フックは金属製で頑丈なので、6kgまでの重さに耐えられます。帯掛け付きの伸縮タイプで、コンパクトに収納できるアイテムです。
・身長が高いので桁が長いタイプを探していました。袖がクタッとならず掛けれていいです。
・しっかりしているし金属製のフックで折れる心配なく使えるので気に入りました。
- 税込価格
- 799円
- サイズ
- 最大1410 × 100mm、折りたたみ時580 × 50mm
着物ハンガーを使うときに気をつけるポイント
着物用ハンガーを持っていても、正しく掛けなければ結局ずれ落ちたりシワが寄ったりしてしまいます。着物を掛けるときは、以下2点に注意してくださいね。
左右のバランスを考えて掛ける
着物用ハンガーを使うときは、左右のバランスを取りながら着物を干すのが大切です。
どちらかに重さが偏っていたり肩の部分にあわせて干せていなかったりすると、ハンガーから着物が落ちてしまうことも。
肩部分をあわせた状態で着物を掛けたとき、ハンガーが傾かず真っ直ぐ保てていれば左右のバランスが取れた状態です。
裾を引きずらない高さから吊るす
着物の丈は、自分の身長と同じくらいのものが多いので、裾を引きずらないような高い位置に掛けるのがポイント。
裾が床につくとシワができてしまうので、高い場所にある鴨居やフックなどに掛けましょう。
着物ハンガーでシワのない美しい着物に
着物用ハンガーを使えば、一般的なハンガーに掛けても取れなかったシワでもピシッと伸ばせます。
着物を着たときにシワがないと、凛としてより華やかな印象になりますよ。
ぜひこの機会に、着物をシワのない美しい見た目にしてくれる着物用ハンガーを使ってみてはいかがですか?