日々生活をするうえで欠かせない出費の1つといえば、光熱費があげられますよね。

今回は光熱費を少しでも節約したい人に向けて、電気代やガス代、水道代、灯油代の節約方法をご紹介します。

そもそも光熱費とは?ガス代や灯油代も光熱費に入るの?

お金 計算

光熱費とは、生活のために欠かせないエネルギー源となるモノへの出費を指します。電気代をはじめ、お湯を沸かすためのガス代や冬の暖をとるストーブの灯油代などが光熱費に含まれます。

ただ、生活に必要とはいえ使いすぎてしまえば家計を圧迫しかねません。そこで今回は電気代やガス代など、光熱費それぞれについて節約する方法をまとめました。

光熱費はいくら節約できる?みんなはどれくらい使っているの?

お金の計算

政府の発表によると2017年の二人以上の世帯における光熱費の平均額は21,535円です。そのうち電気代の平均額が約1万円、水道代が5,199円、ガス代が4,725円、その他の光熱費が1,300円と続きます。

自分の家の光熱費と比べてみるといかがでしょうか?もし平均よりも高くついている場合は、次の節約ポイントを見直してみてはいかがでしょうか。

光熱費の節約アイデア①|電気代

冷蔵庫に鍋

光熱費で最も出費の多い項目といえば電気代です。裏を返せば、節約できたときの影響が大きいともいえますね。電気代の節約ポイントは、固定費と変動費に分けて考えることです。

固定費

固定費は電気会社との契約によって毎月固定でかかる費用のことです。固定費を節約する方法はただひとつ、料金の低い契約に変更することです。

変動費

変動費とは、「使用電力量」に合わせて支払うお金のことです。使用電力量を抑えることで節約に繋がります。

具体的には使用電力の高い家電(冷蔵庫、照明、テレビ、エアコン、電気便座など)の使用回数を減らしたり、待機状態をなくして電源を落とすのが節約のコツです。

また、電球はLEDへ交換する、10年前の冷蔵庫やテレビは新しい機種へ買い換えると、モノによっては消費電力が1/3〜1/2〜になることもありますよ。

光熱費の節約アイデア②|水道代

キッチンの蛇口・水道

光熱費で2番目に多い出費が水道代です。お風呂を沸かしたり、洗濯機を使ったりする機会が多い人ほど利用料金が多くなるかもしれません。

水道代を節約する方法は電気代と同じで、固定費と変動費に分けて考えることが大切です。

固定費

水道代の固定費を決めるのは「水道のメーター口径のサイズ(mm)」です。

例えば、東京都水道局を例に考えてみます。一般家庭に多い13mmの口径の月額は860円です。マンションやアパートによっては口径が20mmの場合もあり、費用は1,170円と13mmよりも少し高め。

固定費を節約する場合は、水道業者に口径を小さくする依頼をすることで月額費用を節約できます。

ただ、口径が大きいほど水の勢いが強いため、口径のサイズを小さくすると勢いが弱まることを予め理解しておきましょう。

変動費

水道費の変動費を節約するポイントは「節水」です。

当たり前のように聞こえますが、例えば洗濯機の水量を調整する、洗濯機の使用回数を減らす、湯船の水量を減らす、お風呂の水を洗濯に使うなどをするだけで数千円の節約につながることも。

節水できるポイントはいくつもあるはずなので、まずは「洗濯」「風呂」の節水を心がけてみましょう。

光熱費の節約アイデア③|ガス代

風呂釜

月の平均が4,725円と水道代と同じくらいかかるのがガス代です。ガス代も電気や水道代と同じく「固定費」と「変動費」が存在します。次にそれぞれの節約方法をご紹介します。

固定費

ガス代の固定費を抑えるポイントは、月間のガス使用量に適切なプランを選び直すこと。毎月かかる基本料金は契約プランによって変動します。

先月以前の請求書などが手元にあり、月間のガス使用量が分かる場合はインターネット上のガスプランのシュミレーションサイトで最適なプランを選ぶのがおすすめです。

固定費

そもそもガス代がかかるモノはそれほど多くありません。ガスコンロやガス給湯器(お風呂、キッチン)、ガスファンヒーターなどです。

ただ、これらは料理の火、お風呂のお湯、寒さを凌ぐヒーターなど、季節や地域によっては欠かせないエネルギー源になっています。

そのため、無理をして使用回数を減らすよりも、適度に使用はしつつも、火を使わない調理を覚えたり、重ね着など暖の取れる服装に変えるといった節約方法がおすすめです。

光熱費の節約アイデア④|灯油代

ストーブ

雪国や北の地域など、冬の季節に欠かせない暖房器具といえば灯油ストーブ(石油ファンヒーター)があげられます。石油ファンヒーターの灯油代を節約するには「使わない」ことが最も効果的。

寒い地域であれば窓を二重サッシに変更したり、そもそも室内でも厚着をしたり、石油ファンヒーターを使わなくても暖の取れる習慣を身につけることが重要です。

もし、使用頻度を減らす方法をとるならば、空気の冷えやすい窓際に石油ファンヒーターをおいて温かい空気が循環する導線を作りましょう。

意外な光熱費の節約になるアイテム「食器洗い乾燥機」

食洗機

ここで紹介したいのが、実はトータルで考えると光熱費の節約になると言われている食洗機(食器洗い乾燥機)です。

食洗機自体を購入するため初期費用はかかるものの、電気代と水道代のみを考えた場合、政府が推奨するほど節水・節電効果があります。

人数の多いご家庭や、自炊の機会が多いご家庭の場合は、長い目で考えて光熱費の節約になる食洗機の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

光熱費を節約して無駄な支出を減らそう!

扇風機 ストーブ

今回ご紹介した光熱費の節約方法はいかがでしたでしょうか。灯油代以外には固定費が存在するので、まずはシュミレーションサイトを使って自分のあったプランを見直してみてください。

その上で使用量を減らす節約方法を試す、という流れが無理をせずに節約生活を送る秘訣です。

最初は手間がかかって面倒かもしれませんが、「余計な出費を無くす」ためにぜひいろいろと試してみてくださいね。