知らず知らずのうちに、おうちに使わない食器がたまっていませんか?

洋服のように衣替えの機会がない食器は、処分されずにいつのまにか食器棚やキッチンの棚を占拠しているもの。思い切って捨てよう!と思ったときに悩むのが、その処分方法ですよね。

燃えるゴミ?燃えないゴミ?資源ゴミ?売ったほうがいい?など、正解がわかりませんね。

今回は意外と知られていない、食器の捨て方について、正しく処分する方法をまとめて紹介します。

食器を捨てるにはどんな処分方法がある?

食器の収納

使っていない食器や壊れてしまった食器を捨てたいとき、いくつか処分する方法があります。

① 捨てる
② 売る
③ リサイクルする

壊れた食器であればそのまま捨てるしかありませんが、まだ使える食器なら売ったり、リサイクルに出したりする方法もあります。

捨て方と売る方法、リサイクルする方法を順番に説明するので、どれが最適か検討してみてください。

食器の捨て方|まずは素材で何ゴミになるか確認!

食器棚

食器には陶磁器、金属、木製、プラスチック製とさまざまな素材があり、その素材ごとで何ゴミになるかが違います

さらに、同じ素材でも自治体によって扱い方が異なる場合があるので、食器の素材と捨て方をあらかじめチェックしておくことが大切です。

下記で、一般的な素材の扱い方を紹介するので参考にしてみてくださいね。

食器の捨て方|陶磁器 or ガラス

陶器とガラスの食器は「不燃ゴミ」として扱われます。自治体によっては不燃の中でも特別に「陶器ゴミ」として分別する場合もあります。

不燃ゴミの日に出せばOKですが、割れ物でもあるので新聞紙や厚紙で包み、「割れ物」「危険」などわかるように書いて出すようにルールが決められています。

食器の捨て方|金属製の食器

陶磁器やガラスと同じように「不燃ゴミ」として扱われます。ただ金属の場合は、さらに細かく「金属ゴミ」として分別されることが多いようです。

鍋や包丁、カトラリーなどと一緒に扱われます。金属製の食器も新聞紙や厚紙で包み、「金属」など素材名を書くようにルールを決められています。

食器の捨て方|木製の食器

木製の食器は「燃えるゴミ」として扱います。燃えるゴミの日に袋に入れて出せば問題ありません。

ただ、割れていて触れると危険な食器は、新聞紙や厚紙で包むなどの配慮をしましょう。

食器の捨て方|プラスチック製の食器

プラスチックは「不燃ゴミ」として扱うか、「プラスチックゴミ」として特別に扱う自治体があります。住んでいる場所で異なるのであらかじめ確認しましょう。
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それぞれ素材別で扱い方が変わりますが、もう一つ食器の大きさに注意してください。

どの素材でもある一定の大きさを超えると「粗大ゴミ」として扱われるため、捨てるのにお金がかかります。たとえば東京23区では、一辺の長さが30cmを超えると「粗大ゴミ」になります。金属製のオードブル皿などは粗大ゴミに該当する可能性があるので、捨てるときには注意しましょう。

食器の捨て方|売って処分する

棚 ラック 皿 キッチン

食器は、個人の好みの差が出るものです。壊れていないのであれば、自分はいらない!と思っていても人によってはほしがるケースはあります。

捨てる前に一度、リサイクルショップやフリーマーケットにもっていったり、フリマアプリを活用したりするのも一つの手です。結婚式の引き出物などでもらう、5つセットやペアになっている食器は、比較的リサイクルショップなどで引き取ってもらいやすいですよ。

また、どこで売るかで注意すべきことが違います。リサイクルショップであれば買い手が調べた上で値決めをしてくれるので安心ですが、お店によっては食器類を扱っておらず引き取ってもらえないこともあるので、あらかじめ電話して食器の買い取りをしているかは確認しておきましょう。

フリーマーケットであれば対面なので、買い手が食器を手にとって確認でき、口頭で説明ができるのでトラブルにはなりにくいですが、フリマアプリの場合は説明がおろそかになるとトラブルになってしまうケースもあります。手間はかかりますが、きちんと説明をしたうえで販売するようにしてください。

食器の捨て方|リサイクルに出して処分する

ダンボール

土や石でできている食器は、粉々に砕いて土に戻してリユースできます。そのため、リユース・リサイクル目的で引き取ってくれる業者はたくさんあります

全国に集配所を設けている団体もあれば、割れないようにダンボールに詰めて送れば引き取ってくれる団体もあります。

捨てるよりも少し手間はかかりますが、せっかく愛用した食器を何かの役に立ててほしいという気持ちがある場合は、リサイクルしてくれる団体を探してみてもいいですね。

食器は自分のやりやすい方法で処分しよう

食器はなかなか処分する機会がありませんが、いざ処分しようと思うと捨て方がわからずに苦労するものです。

ただ、捨て方自体はそれほど難しくはありませんし、大きさ的にはリサイクルショップにもっていくのにもそこまで手間はかかりません。

ぜひ自分にあった方法で食器を処分してください。