「5cc(ml)って小さじで何杯分だっけ?」「5ccの重さは何グラムだっけ?」と、料理の調味料の分量に頭を悩ませた経験は誰にでもあるはずです。

そこで今回は5cc(ml)を小さじや大さじで換算すると何杯分になるのか、その重さは何グラムになるのかについて説明します。

5cc(ml)は小さじや大さじで換算すると何杯分?

計量スプーン 大さじ 小さじ

小さじ1杯あたり5cc(ml)で、大さじはその3倍の15cc(ml)です。

5cc(ml)であれば、小さじはちょうど1杯分で、大さじは3分の1杯となります。

ちなみに、レシピの表記にはmlで記載されているものもあればccで記載されているものもあって混乱するかもしれませんが、どちらも同じく体積を表す単位で「1ml=1cc」と考えて問題ありません。

小さじや大さじを正しくはからないと5cc(ml)がズレる?

5cc(ml)が大さじや小さじで何杯分なのかがわかっても、計量スプーン自体を正しく使えていないと分量がズレてしまいます。

大さじや小さじですくったときに、山盛りだったり足りなかったりすると分量が正確ではなくなるからです。料理の味も大きく変わってしまうので注意しましょう。

はかり方を間違えないように、計量スプーンの正しい使い方をおさらいします。

液体調味料をはかる

液体調味料 大さじ1

醤油、酒、みりんなどの調味料のほか、水・油・牛乳などの液体を計量スプーンではかるときは「表面張力」がポイントです。

スプーンの縁いっぱいまで入れて表面張力で盛り上がった状態で「1杯」とカウントします。ギリギリこぼれないくらいが目安です。

大さじで3分の1杯にするときは、スプーンの底からフチの高さのちょうど半分くらいまで入れるのが目安です。

固体調味料をはかる(ペースト状調味料含む)

すりきり 大さじ

砂糖や塩、小麦粉や片栗粉などの粉末調味料は、スプーンを「すりきり」にするのがポイントです。マヨネーズやケチャップなどのペースト状調味料も同じ。

最初に計量スプーンで調味料をすくい、ふんわりと山盛りの状態に。そして、スプーンの柄やヘラなど平らな道具でスプーンのフチを滑らせながら余分な部分を落としてください。これで「1杯」とカウントします。

大さじで3分の1杯にするときは、すりきり1杯にした状態でヘラなどを使い、中心から3等分に切り分けます。そして1箇所だけ残してすべて払い落とせばOKです。

5cc(ml)を大さじや小さじを使わず重さではかるには?

計量器 キッチンスケール 重さ

5cc(ml)を大さじや小さじではかると分量が大きくズレる不安もありますよね。計量カップではかることができればいいですが、手元になければ調味料ごとの重さにあわせてキッチンスケールではかる方法もあります。

あらかじめ調味料ごとに5cc(ml)あたりの重さを覚えておけば、計算しやすくなりますよ。

液体調味料の重さ

● 水 5cc(ml)=5g
● 酒 5cc(ml)=5g
● 酢 5cc(ml)=5g
● 醤油 5cc(ml)=6g
● みりん 5cc(ml)=6g
● 油 5cc(ml)=4g

粉末状調味料の重さ

● 上白糖 5cc(ml)=3g
● グラニュー糖 5cc(ml)=4g
● あら塩 5cc(ml)=5g
● 食塩 5cc(ml)=6g
● 小麦粉 5cc(ml)=3g
● 片栗粉 5cc(ml)=3g

ペースト上調味料の重さ

● 味噌 5cc(ml)=6g
● バター 5cc(ml)=4g
● マヨネーズ 5cc(ml)=4.6g
● ケチャップ 5cc(ml)=5g

メーカーや製法によって同じ調味料でも重さが異なることがあり、量が多くなると誤差も生まれてくるため、こちらの表記は大まかな目安として考えてください。