レシピのなかで材料や調味料の分量が「30グラム」と記載されていたら、キッチンスケールを使ってはかりますよね。しかし、キッチンスケールが手元にないときは...。
そんなときは大さじではかる方法もあります。調味料によって重さは違いますが、大さじ1杯あたりの重さがわかれば、30グラムが大さじ何杯分になるかがわかりますよ。
今回は30グラムが大さじ何杯分になるのかを調味料別で説明します。
大さじで30グラムをはかれる?
大さじは15cc(ml)の体積をはかる道具なので、重さをはかることはできません。大さじ1杯あたりの重さは調味料で違います。
しかし調味料ごとに大さじ1杯あたりの重さがわかれば、それを元に計算できますね。その重さ分だけ大さじですくって入れれば、おおまかな量をあわせられます。
それぞれの調味料30グラムが、大さじで何杯くらいになるのかチェックしましょう。
30グラムは大さじ何杯くらい?調味料別にチェック
調味料によって大さじ1杯あたりの重さは違います。くわしくは「大さじ・小さじの計り方」の記事をご参照ください。
次に調味料30グラムあたり大さじ何杯分になるのかを一覧にしました。
液体調味料の重さ
● 水 30グラム=大さじ2
● 酒 30グラム=大さじ2
● 酢 30グラム=大さじ2
● 醤油 30グラム=大さじ1と3分の2
● みりん 30グラム=大さじ1と3分の2
● 油 30グラム=大さじ2と2分の1
粉末状調味料の重さ
● 上白糖 30グラム=大さじ3と3分の1
● グラニュー糖 30グラム=大さじ2と2分の1
● あら塩 30グラム=大さじ2
● 食塩 30グラム=大さじ1と3分の2
● 小麦粉 30グラム=大さじ3と3分の1
● 片栗粉 30グラム=大さじ3と3分の1
ペースト状調味料の重さ
● 味噌 30グラム=大さじ1と3分の2
● バター 30グラム=大さじ3と3分の1
● マヨネーズ 30グラム=大さじ2
● ケチャップ 30グラム=大さじ2
メーカーや製法によって同じ調味料でも重さが異なることがあり、しかも量が多くなれば誤差が生まれます。
大さじだけで30グラムをピッタリはかるのは難しいので、あくまでも目安として考えてください。
30グラムをはかるための大さじの正しい使い方
ぞれぞれの調味料の30グラムを大さじだけで換算するとなると、計量スプーン自体を正しく使えないと分量がズレてしまいます。大さじですくったときに山盛りだったり足りなかったりすると分量が大きく変わってしまうからです。
はかり方を間違えないように、計量スプーンの正しい使い方をおさらいしておきましょう。
液体調味料をはかる
醤油、酒、みりんなどの調味料のほか、水・油・牛乳などの液体を大さじではかるときは「表面張力」がポイントです。
スプーンの縁いっぱいまで入れて表面張力で盛り上がった状態で「1杯」とカウントします。ギリギリこぼれないくらいが目安です。
固体調味料をはかる(ペースト状調味料含む)
砂糖や塩、小麦粉や片栗粉などの粉末調味料は、スプーンを「すりきり」にするのがポイントです。マヨネーズやケチャップなどのペースト状調味料も同じ。
最初に大さじで調味料をすくい、ふんわりと山盛りの状態に。そして、スプーンの柄やヘラなど平らな道具でスプーンのフチを滑らせながら余分な部分を落としてください。これで「1杯」とカウントします。
30グラムを大さじではかるときは、1杯ずつを正しく入れることを忘れないでくださいね。