メラミンスポンジで鏡を掃除していいの？傷つけずに水垢を落とせる？

『激落ちくん』などの商品でおなじみのメラミンスポンジ。洗剤を使わずにこするだけで汚れが落ちるので、水回りのシンクなどで活用している人も多いのではないでしょうか？

水回りの掃除をしていると、ついでに鏡も掃除したくなると思いますが、ちょっとだけ注意が必要です。

そこで今回は、メラミンスポンジで鏡を掃除するときの正しい使い方と注意点についてご説明します。

メラミンスポンジで鏡の水垢や汚れが落ちる！

鏡には皮脂や水垢などの汚れがつきますが、どれもメラミンスポンジでこすり落とすことができます。

メラミンスポンジは「メラミンフォーム」という特別な材質でできた、白く弾力のあるスポンジです。見た目はふわふわしていますが、細かな繊維が消しゴムのように汚れを削り落としてくれます。

ガンコな汚れでもスッキリ落とせるのは、メラミンフォームの原料である「メラミン樹脂」がかなり硬い性質を持っているから。水垢などの頑固にこびりつく汚れもはがし取ってくれるというわけなんです。

メラミンスポンジはどんな鏡にも使える？

鏡の汚れを落とせるとはいっても、「表面にコーティングなどの特殊な加工が施されている」鏡ではメラミンスポンジを使わないでください。

メラミンスポンジは研磨する力がかなり強いので、水垢と一緒にコーティングまではがし取る可能性があるからです。コーティングがはがれてしまうと、これまでブロックできていた汚れがさらにつきやすくなり、頻繁に掃除する必要がでてきて逆効果になることも。

「くもり止め加工」「汚れ防止加工」などのマークがついた鏡には、使用を控えたほうが安心です。

メラミンスポンジで鏡を掃除する方法！

鏡に特殊な加工がされていないければ、シンクなどの掃除のついでにメラミンスポンジでキレイにしましょう。

メラミンスポンジの他に、水分を拭き取るための清潔なクロス（布巾）を用意したら準備完了です。

メラミンスポンジでの掃除は洗剤が不要なのですすぎが楽ちん。こまめに汚れ落ちを確認しながら進めていきましょう。

拭き跡を残さずキレイに仕上げるには、「マイクロファイバークロス」を使うのがおすすめです。吸水性が抜群で繊維残りがないのでピカピカに仕上がりますよ。

メラミンスポンジが使えない鏡はどうやって掃除する？

くもり止め加工などで、メラミンスポンジが使えない鏡は別の方法で掃除していきます。

やり方は「こすり落とす方法」と「溶かして落とす方法」の2つ。

こすり落とす方法

コーティングをはがさないで水垢を落とすには、「クレンザー」という細かな顆粒がはいった洗剤を使います。メラミン樹脂よりはやわらかい粒子でできているのでコーティングまで傷をつけることなくキレイにできます。

用意するものはクレンザー、ラップ、布巾の3つ。次の手順で進めていきましょう。

溶かして落とす方法

水垢汚れはクエン酸を使えば溶かして落とすことができます。コーティングをしっかり守りながら水垢だけに作用するのであたらしい鏡でも安心してできる方法です。

クエン酸、洗面器、キッチンペーパー、ラップを用意して始めましょう。

メラミンスポンジを鏡に使ったらケアを忘れずに

鏡にこびりついていた汚れを落としたら、最後の仕上げに自家製のくもり止め加工しておくと次の掃除の手間を省けます。

男性がひげを剃るときなどに塗るシェービングクリームがあれば、簡単にくもりどめができます。シェービングクリームは適度に油分を含んでいるので水や汚れをはじいてくれるからなんですよ。

手に少量のクリームを取ってキレイになった鏡に塗り、最後にサッとクロスで拭き取るだけで大丈夫。これだけでしばらくは汚れもくもりも出にくい鏡になりますよ。

メラミンスポンジで鏡をキレイにしよう！

メラミンスポンジはたいていの汚れを除去できるのでおうちの掃除で重宝しますね。

その流れで鏡も…と考えてしまいますが、「コーティングの有無」は必ず確認するようにしましょう。

鏡がピカピカになると身だしなみを整えるのも気持ちよくできますよ。