毎日押入れに布団をしまう作業はおっくうで、「何か工夫できないかな…」と考えたことはないでしょうか。毎日の作業なので、少しでも工夫できると家事の負担も軽減できますね。

今回は、布団を押入れに収納する方法を、たたみ方、しまい方、手入れ方法などをまじえてご紹介します。

布団は「たたむ→しまう」の手順が基本

押入れ

布団のしまい方はとてもシンプルで、「たたむ」「しまう」の2ステップ。このときに、「手入れ」をしておくと布団がフカフカになって睡眠環境も快適になります。

たたみ方、しまい方は原則をしっかり覚えて、あとはおうちにあわせて応用してくださいね。

布団の基本のたたみ方!

布団 シーツ 折りたたむ

布団のたたみ方はとてもシンプルで、次のステップでたたみます。

敷布団を三つ折りにする

敷布団をS字になるように三つ折りにする。

毛布を2回か3回折る

毛布は好みの大きさになるよう、半分に半分に2回か3回折り込む。

掛け布団を2回折る

最後に掛け布団も2回ほど折る。必要があれば3回折る。

布団のしまい方は?どんな工夫ができる?

布団をしまう順番は「重い物から軽いもの」の順番で積み上げるのが基本です。たたんだ順に敷布団、毛布、掛け布団の順で積み上げればOKです。

しまう場所は、できるだけかがまなくてすむように「押入れの中段から上に収納する」のがおすすめ。下段だと毎回かがむ必要があるので、出し入れが大変です。

もし下段にしか収納スペースがない場合やクローゼットに収納する場合は、キャスター付きの「布団収納庫」などがあると移動がラクちんですよ。

布団の手入れの方法は?何をする?

布団を干す

布団のお手入れで必要なのは「干す」と「洗う」の2つの作業です。人は寝ているあいだに大量の汗をかくので、晴れた日に干して湿気を飛ばしたり、洗濯でキレイを保つ工夫が必要です。具体的な方法を見てみましょう。

布団を干す方法

布団を晴れた日の10〜14時前後の日が高い時間に干すと湿気が抜けます。素材によっては直射日光を嫌うので、陰干しすると安心です。ムリなくできるよう、◯週間に1度と決めず、晴れた週末のタイミングを見計らって行いましょう。

特に梅雨時期などは湿気が溜まりやすいのに加えて、外に干すのもむずかしいので「布団乾燥機」などを用意しておくといいですよ。

布団を洗う方法

シーズンごとなどに洗濯を行うと布団がキレイに保たれます。方法は洗濯機を使うか、お風呂にぬるま湯を張って洗濯洗剤でもみ洗いするかです。よくすすいで、足で踏んで水を切り、2〜3日晴れそうな日に干して十分乾かせば完了。

生乾きにならないよう、家で十分に干したあと最後の仕上げでコインランドリーで乾かすと費用がかからずおすすめです。

素材によっては洗濯がむずかしいので、タグや注意書きをよく確認してから、自分で洗うか専門の業者にお願いするかを考えてください。

布団の収納と手入れに使える便利グッズは?

布団の収納・手入れには専用のグッズを使うと、手軽に片付けられますよ。さまざまな機能をもった商品があるので、ここではその一部をご紹介します。

『桐スノコ押入れフトン棚』(ミヤグチ企販)

横幅を調整できるスノコ台です。押入れの下段に収納する場合は、このキャスター付きの台に布団を乗せると出し入れしやすいので、収納がグッと手軽になりますよ。

『ラウンド+スクエアセット』(LUCK)

収納場所がどうしてもなくて、出しておくしかない…。そんなときは、このケースが便利。布団を収納すればソファーのような形になって見栄えがよくなります。

『ふとん乾燥機』(象印)

マット・ホースが不要で、布団に入れてスイッチを押すだけで乾燥させられる布団乾燥機です。ダニ対策コースで乾燥させれば、湿気予防以上の効果が期待できます。本体が薄いので収納もコンパクトになりますよ。

『洗える合い掛け布団』(エムール)

春から秋まで使える掛け布団で、大きめの洗濯ネットに入れれば洗濯もできる優れもの。いつでも清潔に寝られますよ。

覚えておきたい

エコなわざあり

お気に入りの布団の手入れにもうひと手間

布団は定期的な手入れ以外にも、「羽毛のカサが減ってきた」「布から羽根がはみ出してくるようになった…」など、まれに対応が必要なものもあります。

そんなときは、専門の業者に依頼する「布団の打ち直し」を検討してみましょう。廃棄して買い直すより安くすみ、気に入っていた布団がまた使えるようになって気持ちよくすごせます。

打ち直しには少し時間がかかるので、布団を使わなくてすむ夏の時期がおすすめです。

掛布団2枚を1枚の敷布団に打ち直したりもできるので、まずは費用などメリットがあるかどうか見積もりを出してもらうといいですよ。

布団のしまい方と手入れを覚えて毎日の快眠を得られる

基本の布団の収納法と必要な手入れをマスターできれば、少しだけ負担が減ったり、清潔な環境で睡眠がとれます。すこし手間はかかるかもしれませんが、定期的な手入れで睡眠が快適なものになりそうですね。