洗濯機が脱水で止まるのはどうして？脱水できないときの対処法は？

大量の洗濯物をキレイにしてくれている洗濯機。いつも問題なく使えていたのに、脱水時に突然エラーになったらびっくりしますよね。

今回は、そんな洗濯機の脱水中にエラーが起こる原因や対処の仕方をくわしくご紹介します。おうちで直せるケースが多いので、落ち着いて対応しましょう。

洗濯機が脱水でとまるのはどうして？エラーを起こす原因は？

洗濯機のエラー表示が「脱水エラー」によるものとわかっても、実際に何がエラーを引き起こしたのかわかりませんね。

一番可能性が高いのは「洗濯物のかたより」。とくに縦型洗濯機では洗濯物が片側に寄りやすく、遠心力で洗濯機が大きく揺れて危険なので停止すんです。

直し方は、偏りを直すだけでOKです。フタを開けて洗濯物のからまりをほどきながら、まんべんなく入れ直して再起動してください。

また、洗濯物を多く詰め込みすぎたり、防水性の高い服をいれたりすると停止する場合があります。一度取り出して再度脱水にかけましょう。

洗濯物の偏りを直しても洗濯機の脱水エラーが直らないときは？

洗濯物を直しても脱水エラーが直らないときは、排水がうまくできていないと考えられます。

基本的には汚れが詰まっているだけで、「排水口」「排水ホース」「糸くずフィルター」のどれかに原因がある場合がほとんど。それぞれチェックしてみましょう。

排水口

洗濯に使った水が流れ込む排水口。めったに掃除しない場所なので、汚れでいっぱいになっているかもしれません。

排水口が詰まっていると、周りにも汚れがあふれ出てきます。のぞきこんで汚れが見えないか確認しましょう。

排水ホース

排水口につながる排水ホースも汚れがたまりやすい場所。洗濯で出た糸くずやホコリなどは水を含んでいるので詰まりやすいんです。

細いホースなので、内側にたまった汚れが流れを妨げて排水しにくくなります。排水口が汚れていたらホースのなかも汚れていると考えましょう。

糸くずフィルター

ドラム式洗濯機では洗濯に使った水は下部にある糸くずフィルターを通して排出されます。

糸くずフィルターの汚れを取っておかないと流れが悪くなり、脱水エラーが起こるというわけです。しばらく掃除した覚えがなければ、糸くずフィルターに原因があると考えましょう。

洗濯機で脱水できないときの対処法！正しい手順は？

必須

バケツ

歯ブラシ

いらないタオル

あると便利

『パイプユニッシュ』などのパイプクリーナー

排水ホースを外すと水があふれ出てくることがあるので、必ずバケツを用意しましょう。

排水口が詰まっている場合は、洗濯機のいろんな場所で汚れがたまっている可能性大。今後のトラブルを防ぐためにもすみずみまでキレイにしましょう。

ホースの汚れが取れにくければ、パイプクリーナーを少し注ぎ込んで30分ほど放置して汚れを浮かす方法もありますよ。

ゴミを取り除いても洗濯機が脱水で止まるときは？

汚れを取り除いても洗濯機の脱水エラーが直らないときは、内部に不具合があるのかもしれません。

ここまでくると洗濯機自体の分解が必要なので、おうちでムリに対処せず業者などに依頼しましょう。

まずはメーカーや購入したお店に問い合わせるのがおすすめ。保証の範囲内かレシートや保証書を確認しておくといいですね。

洗濯機が脱水で止まるのを防ぐには？

洗濯機の脱水エラーが起こるのを未然に防ぐには、ふだんのケアが大切です。

「洗濯物のかたより」と「汚れの蓄積」の2つの原因をふまえて、次のとおりに洗濯機を使ってくださいね。

正しい洗濯の仕方を守る

洗濯物を詰め込みすぎは脱水エラーの原因になります。まずは洗濯機の容量の7〜8割での洗濯を心がけましょう。かたよりが起きるのは仕方ないので、エラーが出たら都度ならしてくださいね。

定期的に点検する

急に洗濯機が動かなくなるのを防ぐため、洗濯機の定期的なお手入れも不可欠です。糸くずフィルターはできれば毎回掃除し、半年に1回ほどは排水口周りの汚れもチェックしましょう。

洗濯機で脱水できなくても諦めないで！

見慣れないエラー表示が出ると、いつもどおりに洗濯したはずなのにどうして？と焦ってしまいますね。

長く使っている洗濯機では、ちょっとずつ蓄積した汚れなどが脱水エラーを引き起こします。

取り除いてあげるだけで元の調子に戻りますよ。定期的に手入れして、毎回快適にお洗濯しましょう。