ガスコンロを使っていると、吹きこぼれや焦げ付きはつきもの。でも、火がオレンジ色に変わったり、偏って出てくるようになったら火の吹き出し口である「バーナー」の掃除が必要かもしれません。

ここではガスコンロのバーナーを安全に掃除する方法をご紹介します。トラブルを起こす前にササッとキレイにしておきましょう。

ガスコンロはバーナー部分まで掃除が必要?

ガスコンロ

コンロ周りの汚れといえば「天板の油汚れ」に気を取られがちですが、火が出るバーナーの部分も汚れがたまっています

吹きこぼれや鍋の底の汚れが付着して、炭のような焦げ付きに変化しています。そのまま放置するとガスや空気の通り道をふさぎ、本来の火力を発揮できなくなってしまいます。

天板ほどのガンコな汚れにはなりにくいですが、半年に1回くらいのペースで汚れを取るとトラブルを未然に防げますよ。

ガスコンロのバーナーを掃除するのに使う道具

歯ブラシ収納

用意するもの
必須
『キュキュット』などの食器用洗剤
歯ブラシ

バーナーについている汚れは、焦げついた「炭状の汚れ」がほとんど。ガンコにこびりついていることはないので、食器用の洗剤で十分キレイにできます。

汚れをかき出すための歯ブラシを用意したら準備完了。おうちにあるものだけで、すぐ掃除に取りかかれますね。

ガスコンロのバーナーの掃除方法

ガスコンロのバーナーには「温度センサー」「点火プラグ」「立ち消え防止装置」など細かい部品がたくさん。少しデリケートな場所なのでやさしく掃除しましょう

① バーナーを外す

コンロのバーナー

まずは手を近づけ、冷めていることを確かめます。バーナーは五徳の中心で火が出てくる部品で、持ち上げるだけで外れることがほとんど。

今回はバーナーだけの掃除ですが、同じタイミングで五徳なども掃除しておけるといいですね。

コンロの五徳を洗う

バーナーを外すとこんな中の部品がむき出しになります。汚れは広がっていますが、コンロを使う上で支障はほとんどないのでそのままにして大丈夫です。

② 歯ブラシでこする

バーナーの掃除

外したバーナーの裏側を中心に、歯ブラシでこすってすす汚れをかき出します。落ちにくければ洗剤を使って泡立てましょう。

大まかに汚れが取れたら、乾かしておきましょう。

コンロの拭き掃除

乾かしている間にコンロ側の掃除をするのもいいですね。

最後に乾いたバーナーを元通りに設置したら完了です。向きに決まりがあるので、回転させながらはめ込んでみてくださいね。

ガスコンロのバーナーを掃除をするときの注意点

ガスコンロのバーナーを掃除をする際の注意

ガスバーナーの部分はいろいろな部品が集まるデリケートな場所です。不具合につながることもあるので次の点に注意して進めていきましょう。

優しくこする

バーナーの焦げは天板ほどガンコな汚れにはなりません。できるだけゴシゴシこすらず、「優しく丁寧に」を心がけましょう。焦げ付きはまたすぐについてしまうのでピカピカには戻せなくて大丈夫。目詰まりだけとれれば十分です。

よく乾かす

水が部品に残ったままだと点火不良の原因に。取り付けのときはバーナーはもちろん、コンロ側にも水分が残っていないことをよく確認しましょう。

きちんと取り付ける

部品を戻すときは、傾いてガタガタしないようにしっかり戻しましょう。部品を取り外す前にカメラなどで完成形を撮っておくと、迷うことなく元に戻せますよ。

ガスコンロのバーナーは食洗機でも掃除できる

食洗機

コンロがいくつもあるとバーナーの部品を洗うのは手間も時間もかかりますね。もしおうちに食洗機があれば、外したものをまとめて洗えて便利ですよ。

食洗機なら細かな凹凸に入りこんだ汚れもスッキリ落としてくれます。

五徳など、ほかの部品も一緒にいれるとコンロ周りの掃除が一気に進められます。五徳はかなり油がついているので軽く下洗いしてから入れると食洗機を汚さずにキレイにできますよ。

半年に1回のガスコンロのバーナー掃除でトラブルを防ごう

キレイなガスコンロを保つ

コンロ周りは清潔に保つことを意識していても、バーナーまではなかなか気が回らないものですね。

ガンコに思える汚れですが特別な道具は必要ありません。大切なのはトラブルが起きる前に予防掃除をしておくこと。目詰まりした焦げ付きを半年に1回くらい取り除くだけで不具合を防止できますよ。

バーナーがキレイになれば火力が元に戻って、気持ちよく料理ができるようになりますよ。